新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

本格ミステリ書評サイト「幻影の書庫」の旧管理人のブログです。カテゴリー欄の全レビュー索引より、書評、映画評、漫画評、その他評の全一覧リストを見ることが出来ます。同じくカテゴリー欄の年間順位表より各年度の新刊ミステリの個人的ランキングを確認出来ます。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

世界の中心へ愛を叫んだはきもの

あちこちの歩きingのお供をしてくれた靴。 いつも百円ショップのクッション性のいい中敷きを入れて、 割とひんぱんに入れ替えることをやってるんだけど、 (結局、高い中敷きを買っても、その値段分長持ちしてくれることは無いので) 先日取り替えようとして…

桜並木でボクとキミの繋がりが途絶えた日

昨日は「騙し絵の牙」を見に、新百合ヶ丘まで歩きing。 柿生と新百合の間の桜並木が、一年でもっとも気持ちの良い時期。 昨日のブックオフ新百合ヶ丘オーパ店 ボクとキミの二重探偵 1巻 津田穂波・辺天使 ジャンプC ¥110 ボクとキミの二重探偵 2巻 津田穂…

検察側の罪人

'20/12/06 日本映画専門チャンネル放映分。検察側の罪人 DVD 通常版発売日: 2019/02/20メディア: DVD ストーリーとしては、いまいちだったなぁ。 正義感の強い検事という設定のキムタクが 復讐のためとはいえ、ここまでいとも簡単に ダークサイドに落ちるか…

3分の2の横浜

(引っ越して日が浅い2月18日に撮った、かすかに朝焼けの横浜)2月15日から横浜勤務になって、今日が出社18日目。 実働28日間で18日なので、ほぼ3分の2出社してることになるな。 結局、横浜線で通っている。 今朝までの18日間の行き帰り全行程のうち、座れ…

その裁きは死

その裁きは死 (創元推理文庫)作者:アンソニー・ホロヴィッツ発売日: 2020/09/10メディア: ハードカバー シリーズ二作目にして、ようやく読み方がわかったように思う。 前作はカササギの後と云うこともあったし、 メタフィクションと解説で称された構造もあっ…

メインテーマは殺人

メインテーマは殺人 (創元推理文庫)作者:アンソニー・ホロヴィッツ発売日: 2019/09/28メディア: ペーパーバック 前作に続いて、二年連続三冠王の作品(次作もなので、三年連続なのだが)。 今更にして、ようやくの読了。 それだけの作品というわけで、一体今…

抗うことが出来ませんでした

風疹の抗体検査とワクチン接種のクーポン券が送られてきてたので、 先週の金曜日のテレワークの後、近所の内科で抗体検査を受けてみた。 でもって、昨日のテレワークの後、結果を訊きに行ったところ、 どういう単位かよくわからなかったが、20以上の数値が必…

ヒューマニタス

HUMANITAS ヒューマニタス (ビッグコミックス)作者:山本 亜季発売日: 2016/10/28メディア: コミック 超弩級の新才。圧倒的筆致で放つ、戦士列伝 盲目の剣士・オセロット。 冷戦下・旧ソ連のチェス王者・ユーリ。 極北の鯨ハンター・エナ。 人は何のために生…

青葉の頃ではないけれど

フレックスホリデイの残りがまだ余っているので、 昨日は妻と予定を合わせて休暇を取得。 とはいえ、このコロナ禍の中。非常事態宣言中。 美術展や展覧会等も二人とも興味を引かれるものも無く、 妻を誘いたい映画も無く、 まぁ歩きにでも出かけるかというこ…

岸部露伴は動かない 2巻

岸辺露伴は動かない 2 (ジャンプコミックス)作者:荒木 飛呂彦発売日: 2018/07/19メディア: コミック う~ん、1巻の方が断然良かったなぁ。 では、各作品の短評を。 「望月家のお月見」 このシリーズって、岸部露伴自身の体験談や収集した奇譚という コンセプ…

白き龍人よ、敵地で死ね

妻と娘へのホワイト・デーのお返しを物色に町田へ。 先週末もハンズやロフトを覗いてみたんだけど、最近はもう特設会場なんて無いんだね。 デパ地下くらいしか物色できるところが無いんだよなぁ。 昨日の町田ブックオフ 手塚治虫名作集6 白縫 集英社文庫 ¥9…

美咲ヶ丘ite 2巻

美咲ヶ丘ite 2 (IKKI COMIX)作者:戸田 誠二発売日: 2010/01/29メディア: コミック おっと、なんかこっちの巻の方が断然良かった。 結構好きな作品ばっかりだったな。 何気ない日常から生まれる気付きや感情、 これが主役だった彼の作風から、 ようやく直接的…

美咲ヶ丘ite 1巻

美咲ヶ丘ite 1 (1) (IKKI COMICS)作者:戸田 誠二メディア: コミック "-ite"とは「~に住む人」という意味らしい。 しかし、連作にする意味合いは一切無いな。 もっと何か緩い繋がりでもあればいいのに。 (2巻のラストにおまけのような掌編があるだけ) 結局…

ストーリー

ストーリー作者:戸田 誠二発売日: 2004/12/01メディア: コミック 作者の第三作品集。 ここからはデビュー後の雑誌掲載作品ばかり。 そのせいと言っちゃうのは作者に悪いとは思うけど、 「生きるススメ」のようには楽しめなかった。 皮肉なことに本書のタイト…

生きるススメ

生きるススメ作者:戸田 誠二発売日: 2003/12/01メディア: コミック ネット上に公開された作品に二編の描き下ろしを加えて出版された 戸田誠二の最初の作品集。 デビュー作であるので、これがやはり作者の本質なんだろうなと いうことが如実に感じられる作品…

砂漠を走る船の道 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

SF研のY氏のブログを見て、こんなお手軽な作品集があったのかと知ったもの。 ミステリーズ!新人賞受賞作という、優秀さが自ずと証明されてるような 作品ばかりをまとめて読めるなんて、こんなお得なことは無いぞ。 続巻もあるみたいだけど、町田の図書館…

赤い岸辺に咲く藤の秘密

昨日は町田まで歩きing。特に行きたいところが無い場合の基本ルート。 昨日の町田ブックオフ 高橋留美子劇場REMIX Side:RED MyFirstBigSPECIAL ¥110 よく考えてみたら、高橋留美子劇場は1~3巻までこの前揃えたから、必要なかったな。 昨日のブックオフ町田…

さよならアリアドネ

さよならアリアドネ (ハヤカワ文庫JA)作者:宮地 昌幸発売日: 2015/10/21メディア: 文庫 時間ループ物で、テーマは夫婦物。 モロに自分がはまりそうな体裁の作品だったんだけど、 意外にそうはならなかった。 時間ループ物って、あがいて、もがいて、の紆余曲…

大いなる回帰

大いなる回帰 (MF文庫)作者:星野 之宣メディア: 文庫 初期の宇宙物だけを集めた作品集なので、他で読んだ作品が多い。 刊行時点(2005年)で単行本未収録だったのは「美しい星」のみのようだ。 個人的には初読だった「超新星メギド」が傑作だったので、 この…

二階堂黎人が選ぶ!手塚治虫ミステリー傑作集

二階堂黎人が選ぶ!手塚治虫ミステリー傑作集 (ちくま文庫)作者:手塚 治虫メディア: 文庫 さすがと言うほかは無いほど、手塚治虫のミステリ作品が集められている。 「いつものアレ」みたいに思える作品など無く、ほぼほぼ初読の作品ばかり。 これだけ選びだす…

バーナード嬢曰く。 1巻

バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)作者:施川 ユウキ発売日: 2013/04/19メディア: コミック 面白い。 本を読まずに読んだコトにしたい主人公を上手く利用して、 本好きあるあるのギャグ漫画に仕立てた作品。 作者自身もそういう全ジャンルに精通してる人じ…