アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル 2: NHKアニメ劇場 パディントン発4時50分
クリスティがNHKでアニメ化されているなんて知らなかったな。
世界初のアニメ化だったらしい。まぁ、アニメといえば、そりゃそうか。
2004年から2005年にかけて、全39回で放送されたらしい。
マープルの甥レイモンドの娘、メイベル・ウエストというオリジナルキャラが、
ポワロの助手も務めていて、両シリーズを結びつける狂言回しの役割のようだ。
この「パディントン発4時50分」は、28分番組の全4話で放送されたもの。
おそらく原作は未読。クリスティはどれを読んで、どれを読んでいないか、
にわかには区別がつかないんだよなぁ。既読でも記憶の果てだし。
さすがに漫画単行本一冊にまとめられているだけあって、
本当の核だけを抜き出している作品になっているのだろうが、
それでもいかにもクリスティらしさを感じることのできる一作。
複雑な人間模様で煙に巻いておいて、その実、
いかにシンプルで意外な構図を描いてみせるか。
原著の面白さをなんとなく想像させてくれる作品で、
意外に愉しめて良かった。




