新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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LOOKの小袋が遺産

昨日は町田まで歩いて、病院終わりの妻と落ち合って、ランチと買い物。
今日は若葉台まで往復の歩きing。17,419歩、16,499歩。
 

チェンソーマン」の作者の初期作品。今度アニメ映画化されるとあって、一度読んでみようかと。
 

  • 昨日の町田ブックオフ
    1. CD コブクロ ALL COVERS BEST(完全生産限定盤A)(オリジナルフィギュア付) ¥255
    2. シライサン 乙一・崇山祟 SPA!BOOKS ¥85

1.はこんなフィギュアも付いて、CDは未開封で330円だった。使うことはないけど、なんか嬉しい。2.は乙一が映画監督デビューしてるなんて知らなかった。そのコミカライズ。

 

細野不二彦初期短編集 A面

 
「B面」は初期の感じがあまりしなかったけど、
本作はそれより古い作品がメインなので、これこそまさに初期短編集。
 
恋のプリズナー」「みるくちゃんご用心」とか、
ホントに初期の絵柄だものなぁ。
 
古い作品が多いと云うこともあってか、真っ直ぐな作品ばかりという印象。
 
というわけで、B面のようなちょっとどうよって意味での読後感の微妙さは
無かった代わりに、印象に残らないという意味で読後感は微妙だったかも。
 
父娘物に弱い自分にとっては、ベストは「ありさありさ」になるな、やっぱり。
ちょっと主人公のクズ具合が気に入らないんだけど。
 
他にはこれを挙げたいってほどの作品は無いので、
次点は新しい作品だけど、「白x墨」前後編になっちゃうかな。
 

アフターゴッド 2巻

 
おお、やはり凄いな。
 
とにかくこの美麗な画の迫力が圧倒的。 
本巻でのIPO登場の見開きページなんてスゴイや。
 
謎はますます積み重ねられてはいるが、
謎解きも少しずつ始まってきたようだ。
 
本巻のラストでは和花に潜む存在の正体が
遂にその姿を現し始める。
 
これは愉しみに続きを読んでいくことになりそうだ。
 

女郎ぐも 日本ふしぎ草子

 
作者には「唄う骨」というグリム童話モチーフの短編漫画集もあるが、
これはその日本昔話版。
 
とはいえ、あらすじをよく知ってるのは「さるかに合戦」くらい。
柳田国男「日本の昔話」、坪田譲治「新版 日本のむかし話 全8巻」
という参考文献は挙げられているけれど、それに手を出すにはハードルが高い。
 
グリム童話だとネットの検索ですぐにあらすじに辿り着けるけど、
本書だと結構辿り着くのは困難そう(全部は試してないけど)。
 
元ネタをどうアレンジしているのか、というところが、
本書の一番の価値ポイントだと思うので、
昨日感想書いた「霧の中のラプンツェル」みたいに、
冒頭に元ネタのあらすじ入れてくれたら親切なのになぁ。
 
ただ昔話を昔話のまま(現代劇としてではなく)アレンジしてるので、
ギャップの面白味は薄かったと思う。
 
最後に順不同でベスト3を選んでおこう。
掲載順で「地獄の鬼」「さるかに合戦」「シノの枕」かなぁ
 

霧の中のラプンツェル

 
実に惜しいことではないか。
 
こんな作品が未完のままだなんて。
 
ホロコーストを描いていること自体は珍しいわけではないが、
なんといってもこの語り口が素晴らしい。
 
各話の章題がグリム童話のタイトルになっていて、
各話の冒頭にそのあらすじが掲載されている。
(第1話だけは中途に盛り込まれているのだけど、その効果も素晴らしい)
 
そして、その回はそれをモチーフにしたシーンや展開が
必ず盛り込まれているのだ。
 
こんなの無茶苦茶難易度が高いよ。
 
一話一話がもの凄く丁寧に作られていることがよくわかる。
 
未完ながらも傑作たる所以。
 
確かにここからが辛い描写になることはわかっているのだけど、
救いの残るラストになる可能性も秘めている。
 
いや、たとえそうならなくても、辛い描写がまだまだ続いたとしても、
この作品は最後まで読ませて欲しかった。
 
本当に惜しいことではないか。