新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

本格ミステリ書評サイト「幻影の書庫」の旧管理人のブログです。カテゴリー欄の全レビュー索引より、書評、映画評、漫画評、その他評の全一覧リストを見ることが出来ます。同じくカテゴリー欄の年間順位表より各年度の新刊ミステリの個人的ランキングを確認出来ます。

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

マスカレード・ゲーム

マスカレード・ゲーム作者:東野 圭吾集英社Amazon いや、まぁ、もう流石の東野圭吾の匠の技。 被害者は皆、過去に直接的、間接的に人を死なせた者達。 しかし、その際の被害者の遺族には皆アリバイがある。 こうなると誰もがとある発想に至るわけだけど、 そ…

名探偵ポワロ ベネチアの亡霊

09/18(月) イオンシネマ新百合ヶ丘にて鑑賞。 原作はアガサ・クリスティ「ハロウィーン・パーティ」 有名なネタがあるわけでは無いので、 長期的記憶槽に欠陥のある自分にとっては、既読か未読かすらわからない始末。 まぁ、その分新鮮に観られるわけなので…

ミステリと言う勿れ

09/16(土) イオンシネマ新百合ヶ丘にて鑑賞。 原作は未読。ドラマ版は全話鑑賞済み。 ドラマ版が好きで、キャラクタ物として鑑賞するのであれば、 全く問題無い作品。 久能整の長広舌や面倒くさい性格は存分に愉しめる作品。 ただ、いくらタイトルで「ミステ…

准教授の遊びはこの娘の一兆円

土曜日は午前中雨だったので、午後に近場の散歩のみ。 日曜日はもう早朝でなくても大丈夫な気温になってきたので、 相模大野まで電車で出て、ブックオフ寄り道して町田まで歩いて戻るコースで。 7,919歩と16,959歩で、休日の自主的ノルマ・平均一万歩を達成…

池袋スティングレイ 2巻

池袋スティングレイ(2) (ヤンマガKCスペシャル)作者:別天 荒人講談社Amazon 2巻はほぼまるまる入れ替え戦。 そして、ミッションの謎解き要素が高まってきた。 とはいえ、謎解きとしては弱々の内容。 青山広美としては物足りなさすぎかなぁ。 最終の決着は最…

池袋スティングレイ 1巻

池袋スティングレイ(1) (ヤンマガKCスペシャル)作者:別天 荒人講談社Amazon まだ最終の3巻は入手してないんだけど、個人的には 信頼度の高い青山広美なので、どんな作品か気になって、 ひとまず2巻まで読んでみることに。 向こう見ずのギャンブラー・赤井が…

細野不二彦短編集 2巻

細野不二彦短編集 (2) (ビッグコミックス)作者:細野 不二彦小学館Amazon 「さすがの猿飛」「愛しのバットマン」「ギャラリーフェイク」 の番外編5作品(バットマンが三作)に、 「タトゥーあり」「用心某」「眠らない男」の読み切り三作品。 3巻同様バラエ…

細野不二彦短編集 1巻

細野不二彦短編集 (ビッグコミックス)作者:細野 不二彦小学館Amazon ネット・アイドル物の「僕らはネットで恋をする」と、 恋愛ゲームの聖地巡礼物の「恋するATAMI」の、 ラブ・ストーリー二作品は、そういう現代風のモチーフには 心惹かれなかったんだ…

物語が動いたら、お嬢が来た

三連休の初日と最終日はどちらも映画を観に新百合ヶ丘へ。 12,140歩、5,119歩,15,235歩と、平均1万歩はクリア。 一昨日のブックオフ新百合ヶ丘オーパ店 手塚治虫物語 (1960-1989) 伴俊男・手塚プロダクション 朝日文庫 ¥10 二冊組の後半、手塚治虫の後半生…

ロスト・ラッド・ロンドン 2巻

ロスト・ラッド・ロンドン 2 (ビームコミックス)作者:シマ・シンヤKADOKAWAAmazon 日本のコミックスには無いタイプの画風にマッチして、 キャラクタ造形や会話の進め方も、まるで洋画風。 今回はユキとエリスのエピソードが 魅力的に描かれてたな。 冤罪の罠…

ロスト・ラッド・ロンドン 1巻

ロスト・ラッド・ロンドン 1 (ビームコミックス)作者:シマ・シンヤKADOKAWAAmazon 全3巻と自分で書いてたのに、すっかり忘れてて、完結してるつもりで 読んじゃったので、まずはそこまでの感想を書いておこう。 とにかく独特の雰囲気のある画が魅力的。 な…

掟上今日子の備忘録 5巻(完)

掟上今日子の備忘録(5) (KCデラックス)作者:浅見 よう講談社Amazon この巻は短編「掟上今日子のバラバラ死体」と、メインの「旅行記編」。 短編は前巻の感想にも書いたけど、一介の刑事が高額払って依頼するはずないでしょと、 またまた余計なことが気になっ…

掟上今日子の備忘録 4巻

掟上今日子の備忘録(4) (KCデラックス)作者:浅見 よう講談社Amazon 順番通り読まにゃいけない作品でもなさそうなので、3巻飛ばして読んでみた。 この巻は短編一つと、メインは「婚姻届編」。 ミステリ的に言えば、どちらも結論ありきの推理としか思えないん…

Q.E.D.iff 23巻

Q.E.D.iff -証明終了-(23) (講談社コミックス月刊マガジン)作者:加藤 元浩講談社Amazon 「同化」 漫画だからこそ成立するというか、漫画じゃなきゃ成立しない、 ってところで、雰囲気は良いのが取り柄の作品。 犯人決め手の罠は悪くなかったけど。 「形式的…

珈琲は聖人の好物

昨日は横浜線攻め。 本当は中山から十日市場まで歩くつもりだったんだけど、予測と違って 雨の降り止むのが遅かったので歩けず。それでも12,287歩。 大抵行き尽くした感もあるし、ブログ記事の在庫も尽きたので、 今日は基本は家で、近場の歩きだけで7,064歩…

アリスとテレスのまぼろし工場

試写会が当たったので、8/29(火)にイオンシネマ新百合ヶ丘にて鑑賞。 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの脚本家で知られる 岡田麿里の監督第2作(第一作は未見)。 まずタイトルが良くないなぁ。 「あの花」以外にも「心が叫びたがってる…

死と奇術師

死と奇術師 (ハヤカワ・ミステリ)作者:トム・ミード早川書房Amazon この作者はこれがデビュー作なんだとか。 冒頭の献辞が捧げられてるのはカーだし(「三つの棺」の密室講義も 途中の検討で使用される)、謝辞に挙げられてる作家の面々が 島田荘司含めて、…

切願 自選ミステリー短編集

切願 自選ミステリー短編集 (双葉文庫 な 30-04)作者:長岡 弘樹双葉社Amazon 長岡弘樹の傑作選と期待して手に取ると、物足りない。 自選集と云うことで、最終の出来映えの善し悪しよりは、 完成までにエピソードのあるような作品への、 作者ならではの思い入…

大逆転

ミステリーアンソロジー 大逆転 (朝日文庫)作者:初野 晴,曽根 圭介,綾辻 行人,綾辻 行人,矢樹 純,鮎川 哲也,一穂 ミチ朝日新聞出版Amazon タイトル通り、ドンデン返しをテーマにしたアンソロジー。 ドンデン返しがあるというだけでも、ちょいネタバレ気味だ…

百万の神の娘の密室

土曜日はあざみ野まで早朝歩きing。 日曜日は妻の頼まれごともあって、若葉台まで早朝歩きing。耐えきれる暑さだったので往復。 20,405歩、19,520歩と、充実の歩数。 一昨日のブックオフ横浜あざみ野店 珠玉の名作アンソロジー 3 100万回のkiss 小学館文庫 …

RRR

TSUTAYA西友町田店で借りてきた新作三本目。これが最後。 レンタルや配信はあるけど、まだセル版は無いんだな。RRRNTR Jr.Amazon いやあ、ハハハ、面白い。 痛快なアクション・エンタメ。 エンタメに必要な要素は全部揃ってるけど、 必要なわけじゃ無いけど…