掟上今日子の備忘録 5巻(完)
この巻は短編「掟上今日子のバラバラ死体」と、メインの「旅行記編」。
短編は前巻の感想にも書いたけど、一介の刑事が高額払って依頼するはずないでしょと、
またまた余計なことが気になっちゃうのよね。
実績作るためだけに平気で払えるブルジョア刑事(富豪刑事か!)とかいう設定ならまだしも。
ラストエピソードの「旅行記編」はなんかこれまでで一番幼稚な話だった。
そもそもエッフェル塔を盗む、という真剣に考えてもしょうがないテーマだしなぁ。
そんなとこにめんどくさい仕込みをするなんてとか、
パリ警視庁とかインターポールが日本の民間探偵に依頼するとか、
いったいどんなファンタジーの話やねんと、お花畑感満載のプロットに苦笑も出ない。
お馴染みのエロ展開と、最後にエッフェル塔を消すトリックくらいしか、見所はなかったな。
これって最後夢落ちで終わるんじゃないかと、真剣に思ったもの。