好きです、この少女まんが。 1 恋愛
5巻が本当に名作揃いだったので、少女漫画のダントツ不動の王道テーマ第一位の
「恋愛」と来た日にゃあ、そりゃあ腰抜けるほどの名作揃いだろうと、
自分の中でハードル上げ過ぎちゃった。
これこそ恋愛物の傑作だ!って、読後うんうんと頷いてしまう作品は
正直無かったかも。
たしかにどの作品を取っても、短編として満足できる作品ばかりだったので、
ハードル上げてなきゃ、充分愉しめただろうとは思うのだけど。
ベストは群を抜いて、文月今日子「みちくさ」(原ちえこ選)。
高校時代も文月今日子の少女物に泣かされた記憶があるなぁ。
滂沱して大好きだった作品があったんだけど、なんて題名だったかなぁ。
第二位は克間彩人「骨壺」(菅原じょにえる選)。
想いに気付くシーンと、最終頁のシーンの構図がいつまでも心に残る。
第三位は多田かおる「ピンクの雪が降ったら…」(みやうち沙矢選)。
当然わかってても、じんとするお話。