- 作者:戸田 誠二
- メディア: コミック
"-ite"とは「~に住む人」という意味らしい。
しかし、連作にする意味合いは一切無いな。
もっと何か緩い繋がりでもあればいいのに。
(2巻のラストにおまけのような掌編があるだけ)
結局その題名が意味するように、
普通の町に住む、平凡な人たちの日常の物語。
より日常感が強まって、重たさは薄まった代わりに、
感情に訴える力は極端に弱くなってきたように思う。
残念ながらあまり沁みては来なかった。
平凡と言いながらも、なんか普遍性は逆に失われて、
共感が得られそうで得られない、
そういう話ばかりに思えてしまったんだよなぁ。
自分のベストは「臆病者」かな。