07/11(土) イオンシネマ海老名にて鑑賞。
「ゴジラvsコング」でありながら、実は別の映画でもあった本作は、
かつてほぼ例外なく怪獣少年だった昭和ゴジラ世代なら、きっと熱くなれる映画だろう。
日本人の魂でもあるゴジラ、そして、
おそらく米国人の魂でもあるだろうコング、
両雄を相立てて、圧倒的なビジュアルで描き出すバトル。
怪獣バトル自体には実はあまり興味を抱かない自分にとっても、
この迫力にはさすがに息を飲んだ。海上戦も地上戦も。
リスペクト愛に溢れ満ちていたキンモンの方が好きだし、
あっちの方がはるかにスケール感も大きかったと思うけど、
本作も結構いい映画だったと思う。
地球空洞説という古いけど新たな解釈は、今後どう展開していくのか。
ただ、やはり怪獣パートに比べて、人間パートの描き込みが弱すぎ。
背景が一切説明されていないせいで、白目演技開花(笑)の小栗旬が、
芹沢博士の息子という設定の必然性や心情が全く見えないのは大きな傷だと思う。
親とは真逆(としか思えない)の道に進む葛藤とかあったはずだと思うのに。
あと酒だよね。突っ込んでいいのか悪いのかだけど、いつの時代の解決法やねん(苦笑)
最後に一点。個人的には、映画中一番印象強かった曲「The Air That I Breathe」が、
オリビア・ニュートン・ジョンの歌で慣れ親しんでいたものであったのは、
結構な高ポイントだったな。これがオリジナルだったのか。