ウルトラマンF (TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE)
- 作者: 小林泰三,後藤正行(円谷プロダクション)
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/07/07
- メディア: 単行本
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「『怪奇大作戦』放送開始50年記念 飯島敏宏監督×実相寺昭雄監督 特選作上映会」
ゲストに桜井浩子さんもいらっしゃるので、
まぁそんな機会は無いとは思うが(ウルトラマンではなくて、怪奇大作戦のイベントだし)、
ウルトラマンになった感想(他人の本での話だけど)をお訊きしてみたいな、なんて思ってて。
ご本人がご存じかどうかも含めて(さすがに誰かが教えてるだろうとは思うけど)。
そう、本書はフジ隊員がウルトラマンになる話なのだ。
Fは Femail だったり、FUJI だったりの頭文字だしね。
ウルトラマンがゼットンに破れて帰った以降の、初代が不在の地球の話。
柳田理科雄風の科学的突っ込みや理論を、
おちゃらけのゾーンに入らない範囲で駆使してるのがミソ。
こういった考察でウルトラマン世界を外側から、
お馴染みの怪獣・超獣・星人の登場する懐かしさで内側から、
そういう外と内の両面で、ウルトラマン世界の延長線を描いているように思う。
ただ文字媒体だと、さすがに戦闘シーンの迫力が欠けたり、
語り口がちょっと淡泊だったりと、物足りなさは感じてしまったかな。
この世代の人間はみんな、映像が身体に染みついちゃってるからね。