新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ウルトラマンF

これも以下のイベントに向けた仕込みの一つ。
「『怪奇大作戦』放送開始50年記念 飯島敏宏監督×実相寺昭雄監督 特選作上映会」
 
ゲストに桜井浩子さんもいらっしゃるので、
まぁそんな機会は無いとは思うが(ウルトラマンではなくて、怪奇大作戦のイベントだし)、
ウルトラマンになった感想(他人の本での話だけど)をお訊きしてみたいな、なんて思ってて。
ご本人がご存じかどうかも含めて(さすがに誰かが教えてるだろうとは思うけど)。
 
そう、本書はフジ隊員がウルトラマンになる話なのだ。
Fは Femail だったり、FUJI だったりの頭文字だしね。
 
ウルトラマンゼットンに破れて帰った以降の、初代が不在の地球の話。
 
柳田理科雄風の科学的突っ込みや理論を、
おちゃらけのゾーンに入らない範囲で駆使してるのがミソ。
こういった考察でウルトラマン世界を外側から、
お馴染みの怪獣・超獣・星人の登場する懐かしさで内側から、
そういう外と内の両面で、ウルトラマン世界の延長線を描いているように思う。
 
ただ文字媒体だと、さすがに戦闘シーンの迫力が欠けたり、
語り口がちょっと淡泊だったりと、物足りなさは感じてしまったかな。
この世代の人間はみんな、映像が身体に染みついちゃってるからね。