新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

出張中の機内で見た最後の作品。
もうほとんど見たい作品は無かったので、消去法的にこれを選択。
あんまし重めの映画は見たくないし、旧作を見るのはしゃくなのでやっぱ新作。
 
ティム・バートンってきっと、異世界への憧れをずっと持ち続けてきた人なんだろうなぁ。
選択する作品が、そううかがえる。
本作やアリスなんて、本当にそう思える。
 
ホラーテイストもちょっぴり強めのダーク・ファンタジー
 
でもって、ファンタジーを映像として描く手法って、真逆の方向性があって、
最先端の技術(特にCG)で、そうとは意識させないように想像を現実化させる方向と、
非現実性はそのままに、想像は想像のままで愉しませようとする方向。
指輪なんかが前者で、本作なんかはが後者なんだと思う。
敵の描き方なんて、わざと人形アニメーションみたいな処理して、
ノスタルジーすら感じさせるような、敢えての手法だもんね、きっと。
 
ただ、やはり、この成長の止まったループに残りたいと思えるほどの
魅力は感じられなかったかなぁ。