巻数が多いので、書影は最終巻のみ掲載。
桶屋風太は平凡な中学生生活を送っていたが、額に傷のある美少女転入生・石神鉱子の出現によって、自分の様々な前世の人生を視ることに!? 壮大な輪廻転生スペクタクル!
「惑星のさみだれ」も良かったが、こちらは更に気に入った。
ちょっととぼけたユーモア感こそ、薄めではあるけれど、
過去生だけではなく、未来を含めた七つの生が、
かなり生き生きと描かれていて、長編としての完成度が高い。
その一つ一つが短編のようにも構成されているわけだし。
幾つか説明し切れてないところは残ってはいるけれど、
完結感は充分に感じられて心地良い。
いつメン達が、それぞれの生の中に、どういう感じに
混じってきてるかという趣向もなかなかに楽しい。
これでようやくファンになっちゃったかもしれない。
17巻もある「戦国妖狐」はちょっとあれだけど、
それ以外は機会を見つけて読んでみたいな。