新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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惑星のさみだれ 1~10巻(完)

巻数が多いので、書影は最終巻のみ掲載。

 

雨宮夕日はごく普通の平凡大学生だった……ハズが、ある日現れた喋るトカゲに「地球の危機」を救う協力を依頼される。拒否するまもなく、既に指輪と能力が与えられ、早くも敵に襲われてしまった夕日を救ったのはなんとお隣さんの少女・さみだれ。救世主の降臨と思いきや、実は地球征服を企む魔王だった……。平凡な日常と奇妙な世界が交錯する新感覚ご近所ストーリー!!

 
基本形は「七人の侍」型ヒーロー漫画。
 
契約により特殊能力を与えられた超能力戦士達が一人一人集まってきて、
地球を滅ぼそうとしている悪の魔法使いと戦うという話。
 
まさしくそういう話であることは間違いないのだけど、
だけど、まぁ、そういう話でもない(笑)
 
雰囲気はかなり緩い。滅亡寸前の地球であるのに、
まるで日常の青春漫画のような雰囲気でもある。
時々、ぴりっと辛い話が混じってはくるけど。
 
ちょっととぼけたユーモア感が常にベースにあるんだけど、
最後はなんだか感動しちゃった。
 
映画のエンドロールの「登場人物達のその後」のテロップみたいな、
この締めくくり方も良かったと思う。
 
気に入った。
この人の作品はもっと読んでみようかと思う。
ブックオフで「スピリットサークル」のコミックボックス見かけたら買おう。