巻数が多いので、書影は最終巻のみ掲載。
競馬という必勝法のあり得ない世界で、
どうやってゲーム漫画として続け切ることが出来るのか、
興味津々だったけど、これ充分出来てると思うよ。
まぁ必勝法が無い世界だからこそ、作者の都合だけで
勝ち負けは自在に左右できるという利点はあるけれど。
そういうわけで、相当必勝法的に扱われてる70式
(馬券上手と下手の予想を比べて予想する方式)
もそう上手くはいくまいと当然思うわけだけども、
漫画世界のリアルとしては充分受け容れられてしまう。
これだけ手を変え、品を変え、ゲーム漫画として
競馬を描けたのは、さすが甲斐谷忍だと思えたなぁ。
馬神トーナメント準決勝進出したとこまで、という
ものすごく中途半端なところで、中断したのは勿体ない。
準決勝も、過去の馬神たちが総出演する決勝なんて、
是非とも読んでみたいのになぁ。
まぁおだきょう(「霊能力者小田霧響子の嘘」)は
だいぶ尻すぼみになってたから、潮時だったけど、
こっちはこれからだったのになぁ。
残念。