トールマン
いやあ、とにかく、この中盤のどんでん返しに唖然とさせられた。
これは久々にしびれたなぁ。
世界がくるっと反転して、違和感のある描写に説明が付けられる。
ただ、そこには「何故」の解答が無い。
後半はそれを巡る物語になるわけだけど、
これはかなり賛否両論だろうなぁ。
真相がわかっても共感できるはずも無い。
こんなひとりよがりな……
ホラーかと思っていたら、まさかの社会派なんだものなぁ。
監督も「はい、こんな真相だったんですよぉ~」で終わらそうなんて
これっぽっちも思っていない。
それなら、あんな風な母親の描写は不要だったはずだから。
問題意識の提示で、考えることを試される。
う~ん、こんな鑑賞後感は期待してないってば。