推理大戦
とにかく前半部分にワクワクさせられる。
それぞれ異能力を持つ各国の名探偵達が、
そのお披露目として、短編のように事件を解決していく。
その異能力を最大限に発揮して。
いやいやもう、この辺はべらぼうに面白かったんだけど、
肝心の後半部分が、一気に尻すぼみ感。
いったいどんな異能力バトルが繰り広げられるかと思いきや、
まぁ、名探偵のバトルといったら、結局こんなとこに落ち着いちゃうのね、
という、ごくごくフツーな多重推理合戦。
勿論、多重推理だから、みんな間違えなくちゃいけないという、
作り手側の縛りがあるわけで、そんなわけで、バトルの爽快感なんて一切無し。
そんでもって、最後の最後の真相の肩透かし感も、ひとしお。
あちゃあ、前半で感じた期待感を、少しは満たしてくれよー。
というわけで、採点は6点。
でも、この異能力探偵達をこれだけにしちゃうのは勿体ないので、
なんか別な形で再登場を乞う、出来ればバトル感満載で。