05/18 洋画専門チャンネル ザ・シネマ放映分。
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/04/13
- メディア: Blu-ray
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グロテスクさとユーモアの共存。
張り詰めた緊張感からの、一気に荒々しい暴力。
定石や生真面目さとは全く無縁なんだけど、
なんだか”下品の品格”とでも呼びたくなるような、
独特のセンスがどれを見てもほとばしってるような印象だ。
本作は「荒鷲の要塞」と同じような戦争ミステリ映画に括れるだろう。
その探偵役を務めるのが、いずれも設定上の悪役ってのも皮肉でいい。
憎たらしいけど、格好良いとすら感じられるんだよなぁ。実に魅力的。
逆に味方側は、コントロールの利かないやんちゃながきんちょ、みたいなイメージで。
史実にはないからこうはならんよな、と思ってたことを
ぬけぬけとやってのける監督自身が、きっとやんちゃながきんちょ。
男ならきっとみんな心の奥底に住まわせてる、このやんちゃながきんちょが、
「タランティーノ、面白ぇ〜」と言わせてるんじゃないかと思う。