TSUTAYAの旧作百円で鑑賞。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2012/07/11
- メディア: Blu-ray
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……になり得ただろう作品。
何がそれを阻害してるかというと、
とにかく冒頭のナレーションが全くもって不要!!!
これは観客が主人公と同じ立場に立って、
五里霧中の状態から謎を解いていくべき作品。
そうやってこそ、ミステリとサスペンスとSFとが一体となった
この作品世界を楽しめるはずの作品。
それを冒頭で全て明かしてから始めるという暴挙、愚挙!
なんでこんな余計なことを、と大いに不満を感じてたら、
鑑賞後に特典のドキュメンタリーを見て、真相はわかった。
試写で難解すぎると、どうも評価がイマイチだったようで、
映画会社のごり押しもあって、急遽付け加えたそうなのだ。
いや、それでも、だよ。
試し読みさせたら、アンフェアだと批判する人もいたからって理由で、
あの名作の冒頭に「これは真犯人である私が書いた手記である」という
一文を付け足して出版しました、というような話だよ。
あり得ない!!!
監督自らが、最大の失敗と自覚してるのも、当然至極。
これを省いたディレクターズ・カット版も作られてるようなんだけど、
現在販売されてるものには、どうやら入ってないようだな。
元々Blu-ray版は同時収録と謳ってたみたいで、Amazon見るとすげぇ非難されてる。
さっさと劇場版廃版にして、ディレクターズ・カット版を正編にすべき作品。
これさえ除けば、凄くいい映画だと思うのになぁ。
スタイリッシュで、カッコよくて、ミステリアスで。
(おまけ)ジェニファー・コネリー、ほんっと綺麗だしなぁ。