'19/06/14 チャンネルネコ放映分。
出崎統の画と、どの作品でも常に陰鬱な雰囲気は、個人的に好きくない。
気分まで滅々としてしまうからなぁ。
ブラックジャックだって、原作は様々なタイプの作品があるのに、
出崎統の手にかかると、全てが鬱々な作品ばかりになってしまう。
この6作の中にだって、救いのある作品もあるのだけど、
全くもって爽快感皆無の、鬱滅な作品ばかりに思えてしまう。
この6作の中でのベストは、カルテIII「マリア達の勲章」だな。
長編映画のようなストーリー性と、哀切なラストの描き方が良い。
第2位はカルテV「サンメリーダのふくろう」で。
記憶にまつわる奇譚をベースに描かれる、孤高の天才ゆえの孤独。
第3位はカルテI 「流氷、キマイラの男」で。
医学物としての面白さは、カルテIVもいいが、これがベストかなと。