本格王2023
初めてかもしれない。いや多分初めてだろうな。
これを推したいって作品が一っつも無かった。
正直今回はベスト3は「該当無し」にしたい。
そういう作品名があるわけではなくて、
ホントに選びたいものが無いって意味合いで。
年間ベスト本でこれは無いだろうってことを考えると、
初めて(だと思うけど)採点は5点とする。
まぁこれで感想放棄するのもなんなので、
一応はベター3ということで選んでおくことにはしよう。
ベターな中でのベストは道尾秀介「ハリガネムシ」。
文章だけで真相が充分にわかってしまうところがイマイチだけど、
文章ではなく音声にすることに意味を持たせるアイデアは上手い。
次は結城真一郎「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」。
一応犯人指摘の根拠が一番ちゃんとしてた。
最後はあまりにも奇妙なシチュエーションを作り込みすぎてて、
ロジックのスッキリ感を失ってるけど、白井智之「モーティリアンの手首」で。