新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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金田一少年の事件簿30th 3~4巻(完)

 
「鬼戸・墓獅子伝説殺人事件」
決して傑作の部類に入るような作品ではなかったものの、
それでもやはり37歳に比べると、だいぶ良かったんじゃないかと思う。
空中密室のトリックは、読者が解けるようなものではないとは思うが、
意外にシンプルで、あり得そうなものなんじゃなかろうか。
(つまりはこれで自殺偽装が出来なくはないんじゃなかろうか)
漫画だから、小説版で描かれるよりもわかりやすいしね。
 
メインのトリックも犯人はきっとこの人だろうなと見当付けやすいので、
だとするとこういう部類のトリックだなと思えたりはするとは思うが、
やはり漫画ならではの手がかりだったりで、満足できる出来映え。
 
「怪盗紳士の挨拶」
主要キャラの顔見世興行で、37歳に繋げる役割の作品。
なので、トリック部分はオマケ程度の出来映え。
 
というわけで、まさかの37歳の再開!
13巻の感想で、中途半端で消化不良なんて、批判しちゃってごめんなさい。
あれで終わったわけじゃなくて、途中にこの周年シリーズを挟んだだけだったのね。
 
次はいよいよ37歳の美雪が登場するんだと。
15巻までは発行されてるけど、事件解決は16巻まで持ち越しの様子。
読むのは16巻が発行されてからだな。