9巻後半から11巻ほぼ全部までの「綾瀬連続殺人事件」
事件自体はたいしたことは無かった。
かなり地味。
事件自体もトリックもさほど奇をてらったものもなく、
手がかりとか伏線とかも地味で、
金田一君らしい外連味に欠けている。
唯一、興味深かったのが、この解き味。
なんかまるで
倒叙物みたい。
比較的早い段階で犯人を明かして、
犯人との対決を描くことに重きを置いている。
ただ大人の
金田一くんってことで、
大人な対応に終始して、やっぱ地味なんだけど。
二三(ふみ)も地味な娘になっちゃってるし。
で、最後にシリーズを転がしそうな展開が振られてるんだけど……