新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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コンフィデンスマンJP -ロマンス編-

いつでも映画千円になる Tokyo Girls Collection のイオンカード入手してから
もうだいぶ経ってしまったけど、ようやく使ってみることに。
ということで、先週土曜日にイオンシネマ新百合ヶ丘へ。
 
「キングダム」かこれか、どちらか見ようと思ってて、TVサイズで充分だろう本作より、
映画館の迫力が欲しい前者が優先だったんだけど、時間の都合がこっちの方が良かったので。
次は「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」かなぁ。
 
さて本作だけど、ちょうどピッタリ期待通りの出来映え。
 
以上ではないけど、以下では決してない。
TVドラマを愉しんだのと、ピッタリ同じくらいは愉しませてくれる。
TVドラマ版は毎週録画して全部その週のうちに見たくらい、
自社比ではとんでもなく高い満足度を叩き出したドラマだったから、
それを映画館でも劣化無く愉しめたなら、それはもう大満足の部類のはず。
 
勿論、最後はこの三人が勝利を収めることは最初からわかってる。
シリーズ物であるが故の”大どんでん返しの喪失”という、
非常にハードルの高い制約条件を常に抱えているわけだ。
 
それでいて、少なからずの驚きを常に与えてくれる。
そうだったのかと感嘆させてくれる、裏シナリオの謎解きパート。
小気味よい痛快さで、常に爽快な気分にさせてくれる。
 
やっぱ、古沢良太、凄ぇ~~
 
ただ、どちらかといえば、映画に先んじて放送された「運勢編」の方が好きだったかも。
しかもこれって、映画版のミスリードの役割も果たしてたんだなぁ。
これまた小憎らしいじゃないか。