- 作者: 似鳥鶏,石黒正数
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る
なんとも結構な技巧派だったみたいだな。
一つ一つの作品が叙述トリックとしての効果がすぱっと決まってるかどうかに
関しては大いに疑問はあるものの、全体への仕掛けのセンスは非常に心地良かった。
作品としてまるまる一冊読んだことはなかったようなと思って、
「幻影の書庫」見てみたら、一冊だけ読んだことあったよ。
もうひとかけらも覚えてはいないんだけど、その自分の書評読んでみると、
ロジックの納得感に若干欠ける気もするけど、その真相の飛び幅の大きさを評価して、
”ぶっとび日常派”としての活躍を期待してる。
各種のアンソロジーに収められた短編でも、たいていベスト3に選んでるような気もする。
意外に自分好みの曲者だったのかも。
ただ何か他の作品読んでみようと思っても、
表面的にはあまり食指の伸びない作品ばかりなんだよなぁ。
「またこういうふざけた企画でお会い」するのを待つかなぁ〜
採点は7点。