新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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猿の惑星:創世記(ジェネシス)

09/23 東京MX放映分。

ティム・バートン版ありきのシリーズかと勘違いしてた。
あれは完璧に無かったことになってて、この作品から新たにリブートとして
3部作が始まってたんだな。
猿の惑星」ベースに、そんな複数の線が走ってるなんて思わないよ。紛らわしいな。
 
紛らわしいついでに、「創世記」「新世紀」ってのもどっちが先かわかりにくい。
原題と日本版副題の関係も、「Rise of」がジェネシスで、「Dawn of」の方がライジングだし。
 
しかし、「猿の惑星:征服」と「最後の猿の惑星」をモチーフに、
新三部作を立ち上げようなんて、よく思えたなぁ。
しかも旧シリーズは、一作目以外の出来映えは別としても、ストーリーとして
時間の円環が描かれるという、SFとしての趣向が一貫して通ってたのに、
本作見たら単純に、薬で知能を得た猿たちが人間を征服するだけ、っぽい。
 
原稿用紙1行で収まる三部作。
 
特殊効果凄ェ〜、だけを愉しむ作品なのかしらん?