新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ちはやふる~結び~

03/29 日テレ1放映分。

 
それぞれのキャラが立っている、あの原作を実写化するのは、
困難なミッションだったと思うが、比較的成功してるのではと思わせてくれた。
デフォルメされた個性は、実写化で失われているが、
うっすらと残しつつ、上手く映画世界に馴染ませてあったと思う。
 
原作そのものを過度に求め過ぎなければ、
これはこれで青春映画の三部作として、しっかり成立してるように思えた。
 
長期連載をこの尺に収めるので、駆け足感や都合良く上手くいきすぎ感が
出てしまうのは、いたしかたないところだろうと思うし。
 
で、三部作の締めである本作だが、
ちゃんと原作のエピソードを生かしつつ、オリジナルの展開で、
劇的なクライマックスを演出出来てたんじゃなかろうか。
 
そのものは描かなくても、「ちはやふる」のその後が見えるラストシーンも
あやふやな逃げではなく、好感を抱いた。
 
キャスト発表時の落胆感を巻き返してくれて、ななか良い三部作だったと思う。