新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

一昨年は5年ぶりに映画を見て
(「ピエロがお前を嘲笑う」と「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の二本)
去年はこれで三本鑑賞(「シン・ゴジラ」「君の名は。」と本作)。
 
さて感想だが、とにかく楽しい作品だった。
 
エンタテインメントに徹した秀作。
 
余計な色気が色々と見えて、フラストレーションの溜まった
「フォースの覚醒」とは大違い。断然、こちらの方が良かった。
 
第一作であるEpisode4のオープニングロールで数行の文章のみで語られてた出来事を
スピンオフとして描き出した作品。
 
スピンオフということで、本編に縛られすぎず、のびのびと描けたのが、成功要因の一つかも。
Episode7が、そういう呪縛に囚われすぎて失敗したのとは大違い。
七人の侍」や「座頭市」などの過去作品へのオマージュは色々感じられたけどね。
 
本編の登場人物とさほど被らせる必要が無かったのも良かったのかも。
それで、ちょっと気になったのは、
黒い着ぐるみ野郎は再登場に何の問題も無いけど、
レイア姫キャリー・フィッシャー:ご冥福をお祈りします)とか、
ターキン総督(ピーター・カッシング)とか、どうしたんだろと。
検索してみたら、やっぱCGだったのね。
新起動ターミネータの時にも思ったけど、ほんと最近は全く違和感なく描けるよなぁ。
 
いやあ、ほんと爽快で痛快な超娯楽作品だったよ。
 
おそらくこれ一作で終わらず、スター・ウォーズ・ストーリーというシリーズとして、
本編とは別に作られていくんだろうけど、喰わず嫌いせずに見に行けそうだ。
本編の続編よりかは、逆に愉しみに出来たりするかもね。
 
ところでやっぱ「◯◯・ツー」とか、「△△・スリー」とかいう
題名になるんだろうかねぇ?