新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ビブリア古書堂の事件手帖 7 〜栞子さんと果てない舞台〜

シリーズとしての完結巻。
 
非常に収まりの良い作品で、
ラスボス感がちゃんと表現された上での、綺麗な大団円。
 
じれったさに終止符を打ってくれるラストシーン。
 
すっきりスカッと感をしみじみと味わえる、
見事なシリーズの締めくくりだったと思う。
 
一応、本編としては完結だけど、今後もスピンオフ作品は
まだまだ書かれていくそうだ。
視点主人公が変わっての作品が特に描かれていくのだろう。
 
栞子さんと母親のこれからの展開も作品中で示唆されていただけに、
「その後」を描いた作品だって(続編シリーズになるかどうかは別として)
きっと描かれそうだなぁ。
 
ミステリとして高い評価というわけではないけれど、
気持ちよく読み終えられる読後感を高く評価して、採点は7点。