新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ダークナイト・ライジング

12/12 日本テレビ放映分。

クリストファー・ノーランだし、評判も良いので
いつかこの三部作見ようと思ってたけど、
最初が最終作になってしまった。ま、いいけど。
 
アメコミ原作の敵役と云えば、極めつけの特徴抱えた立ちまくりキャラを
想定してしまうが、口元覆うマスクだけはしてるものの、
知性ある肉弾派というシンプルすぎる造型に物足りなさを感じてしまう。
なにせ前作は(未見だけどさすがに知ってる)キャラ立ち度最高の
ジョーカーだったわけだしなぁ。
 
バットマンというオリジナル設定の故だけど、
二人の直接対決が肉弾決闘アクションのみってのも、
なんか興趣が沸かない。
ええ〜、肉体だけで決まっちゃうの?!という。
そこに智的要素が入ってくるとか、愛とか友情とかの
サポート要素みたいなプラスαがないと、
前回負けたのに今回勝てる理由が納得できん。
せめて特訓してください!(特撮&スポ根アニメ世代(笑))
 
話の展開も割と超展開なので、スマホ扱いつつ”ながら見”してたら
ちょっと”うん?”となって付いて行きにくくなったり
(こりゃ全面的に私が悪いんだろうけど)。
 
と、文句ばっかり付けてるようだけど、総合的には実は満足。
充分面白かったぁ〜。
ノーラン監督の画作り、雰囲気作り(脚本の特異性含めて)はやっぱいいなぁ。
キャットウーマンは魅力的だし、ラストも予測してたまんまだったけど、
完結編としては心地良い終わり方だったし。
 
前二作も機会があれば見ます。
長い間無駄払いだけしちゃってるJ:COMの番組表見てみるか。