TSUTAYAの「新作・準新作5本で千円」で借りた作品、第二弾。新作はここまで。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2018/06/13
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (1件) を見る
見事にやられてしまった。
そうか、その手には前もやられたんだったよな。
ソウ・シリーズの順位付けをするなら、
ジェームズ・ワンとリー・ワネルが脚本担当していた
初期三作に次ぐ出来映えで間違いなし。
「SAW」という題名の意味が驚愕の意外性でわかる一作目、
ミステリ的なある仕掛けと共に、本当のゲームの意味が判明する二作目、
そのゲームの意味を複層に展開させて見せた三作目。
ゲームの意味やルールといった面こそさほどではないが、
これらの三作に充分連なる作品だったのではないか。
4作目から7作目まで(特に5以降の三作)が、ひどすぎたってのはあるけど、
ようやくまたミステリ的な驚きを提供してくれたのは喜ばしい。
残虐さだけが単にエスカレートしていたゲームも、
本作ではそんなに生理的な辛さを感じずにすんだかも。
グロいシーンはあるんだけど、比較的大丈夫だった。
特典映像見たら、制作陣もそういう意識で作ってるみたいだし。
グロさ我慢する苦行の再開なんていらんのに、とか思ってたけど、
これなら次も見てみようと思う。ま、レンタルで、だけど。
ただ、もう犯人も判明しちゃったし、今回の意外性は次は使えないし、
初期三作を貫いた、ゲームのルールのような、驚きを生み出す軸も無いので、
次回作が本作に匹敵し得るような作品になる期待感は薄いけどね。