新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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おばあちゃんを見送る

水曜日に祖母が亡くなったという知らせを受けて、木曜の朝から大牟田に帰省。
 
もう長らく介護施設に入院していたので、覚悟は出来てた。
しかも98歳の大往生。
最後まで頭はしっかりしていた。
正月に会った時も僕たち家族のことをみんな把握して、名前もわかってくれた。
最後の最後も自分の手でご飯を食べてる最中だったそうだ。
幸せな逝き方だったと思う。
 

金曜日が通夜で、土曜日がお葬式。
家族葬ということで、親しい親族のみ。
金曜日は祖母の子供である娘四人(私の母が長女で、私が初孫の内孫)が斎場に泊まり。
 
私は幸いにというべきか、これまで葬式の経験が無かった。
小学校の頃クラス代表でちょっとだけ出たのと、
会社の同僚の手伝いで、案内役とお焼香だけ参加、というくらい。
数年前祖父が亡くなった際も、献体ということで見送ることも出来なかったし。
 
初めてのことばかりで、でも、これで色々とわかったかな。
お葬式では代表で挨拶もさせられちゃったよ。
 
父は単身赴任で、母も働いてたから、おばあちゃんに育てられたようなものだった。
老人を見ると、その皆に対して優しい気持ちになれるのも、祖父母のおかげだと思う。
 
おばあちゃんはきっと自分達のことをずっと見守っていてくれるんだろうな。
老いも病気もない世界で、安らかに、そしてよろしくね、おばあちゃん。