てのひらの宇宙（星雲賞短編SF傑作選）

てのひらの宇宙 (星雲賞短編SF傑作選) (創元SF文庫)

読者が選ぶ毎年一本の星雲賞のアンソロジーなわけだから、まぁ面白くないはずがない。
保証付きの作品集と言えるだろう。
ただ、その年の最良の作品を選ぼう、というノリではないと思う。
ＳＦ大会の雰囲気の中で選ばれてるせいか、お祭りな作品が多いのが特徴的だろう。
その中にポツリポツリとダウナーな作品も混じってる。
センチメンタルな菅浩江作品のような中間層が極めて稀。