新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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騙されて行かなきゃ良かった……

15日火曜日、震災後初の出勤日(月曜日は臨時休業)。
会社は午前中操業。出社可能な人は出社してこいとのお達し。
 
朝起きて調べてみた(6時頃)。
「ふむふむ、小田急小田原線は終日新宿<->相模大野間のみ、と」
(こりゃ、詰んだかな、ラッキー?!)
「ええと念のため、相鉄線はと。おお、全線開通。但し、14時頃から二俣川<->海老名間は運休」
(ってことは午前中はいけそうってこと、うむむ?)
「大野までだから、さすがに江ノ島線は運休だろ。あれっ、まさかの全線終日開通?!」
(あちゃあ〜、道が開けちゃってるやん。しゃあない、行くか)
 
というわけで、相模大野まで小田原線江ノ島線に乗り換えて大和、そこから相鉄線で海老名、海老名からは徒歩(所要時間約40分)で本厚木の会社に向かうことに。
いつもなら7時半に会社着くくらいの時間に出たんだけど、8時15分出社。ま、取りあえず会社でしか出来ない仕事(Visio使用した資料作成とか、会社の独自システム利用の仕事とか)すませたところで、計画停電1時間繰り上げの連絡が。
 
こりゃ、まずい。相鉄線も繰り上げで運休かも。
ってことで、11時15分に慌てて退社(上り方面の人がごそっと)。またまた40分かけて海老名まで歩く。途中で出会った同僚に、なんだか小田急江ノ島線も危なそうという噂も聞いてしまう。え〜、でも、朝は江ノ島線全線開通って言ってたやん!
 

相鉄線は動いてたけど、大和着いたら小田急線止まってたよ。江ノ島線小田原線も。
 
計画停電だよねっ!
計画的にやろうよ!

1時間繰り上げってなんだよ!
交通機関(っていうか、小田急!)、計画停電ってわかってるんだから、途中で止めるなよ!
ちゃんと朝から一日の計画を示しとこうよ! 行き当たりばったりは止めてくれよ!

 
途方に暮れたね。開通は19時半の予定だって言うんだもの。
 
ここですがりつけた唯一の知識が「あざみ野からバスで新百合ヶ丘まで行ける」ってこと。
バスは強いよ。停電関係ないしね。
金曜日だって、鉄道は軒並み止まったのに、バスは動いてたしね。
(ひょっとして、もっと知ってたら便利なバス路線が他にもあるかな?)
 
「あざみ野まで行きたいんだけど」と駅員さんに聞いてみた。
(このときは実は歩くしかないんじゃないかと思ってた。
 もしも田園都市線が動いてたら、中央林間まで歩けばすむし)
すると「それは横浜まで行って」という返事。
 
あっ、そりゃ、そうだ。横浜市営地下鉄って手があるんだ!
唯一の道が開けたよ!
 
大和から横浜までそのまま相鉄で。そこからブルーラインに乗り換えてあざみ野へ。着いたら速攻で新百合行きのバスがやってきた。長蛇の列だったけど(勿論1時間近く立ち詰めだけど)、無事乗り込めたよ。
新百合ヶ丘からは、得意の散歩コースを逆に辿って1時間かけての徒歩で自宅まで。
会社を出てから都合4時間かかったよ。いつもならほぼ1時間ですむところを。勿論昼食も抜きのままさ。
 
はぁ〜っ、疲れた(肉体的にも精神的にも)。
 
交通機関なんて、全く信用できん(特に小田急!)。
明日も午前中操業って言ってるけど、いくら朝電車動いてたってもう行かんっ!
(……って決心したら、このていたらくのせいか、明日は原則自宅待機に変更)
 
余震のせいなら仕方ないとは思うけど、そうじゃないんだもんね。
せめて計画はきちんと回るように整備しておくれよ、電気会社、交通機関のエライ人!