新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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親父の焼き鳥で味わったものは

土日はサレジオ祭。といえば、その名物の一つが「親父の焼き鳥」。父親聖書研究会の、山中湖合宿と並ぶ二大イベントの一つなのだ。志望校の雰囲気を見るのに学園祭の見学は欠かせないが、子や学校に関わりを持ちたいという意識の強い親には歓迎されるし、引く人は引く(人によってはとことん引く)という、評価真っ二つの伝統行事。
 
私のシフトは日曜日の午前中。朝8時から、炭の火起こし1時間、焼き1時間、警備1時間(食堂の案内やゴミ分別など)、販売1時間。販売はそれなりに大変だったし、焼きは結構失敗したりもしたけれど、午前中シフトは随分楽だったかも。焼きも警備も人の少ない時間だったおかげで余裕あったもの。
ちなみに一番大変だったのは”調理(焼き鳥のタレ付け)”だったらしい。前屈みの姿勢が多いし、服(購入したお揃いの鳥Tシャツに、お仕着せのエプロン)は汚れるは、汗拭くと額もタレまみれになるわ、という状況だったらしい。
 
そんなこんなで、まぁ立ちっぱなしは多少辛かったけど(でも間に30分休憩が2回あったのもラッキー。人によってはぶっ続けシフトだったみたいだし)、片付け時は雨模様だったのが大変だったりはしたけれど、でもまぁ覚悟してたほど大変じゃなかったな、ふっふっふっ、恐れるに足りず、と思えたのだが……
 
 
…… 「親父の焼き鳥」の真の”恐怖”を味わったのは打ち上げの場だった ……
 
打ち上げだから、当然挨拶はある。幹事団(3年生)の挨拶は勿論だけど、既に幹事を担当済みの学年からの挨拶も。そこで厳しい意見がズバズバッと放たれる。直球勝負のダメ出し。今回変えたところがことごとく批判の矢面に。
 
ひえっー、こわいよぉー!!!  ((((;゜д゜)))ガクガクブルブル
 
伝統は何も変えちゃいけないのね。でも変える価値もある要素もあるだろうに…… いや、そんなことは言いませんよ、勿論。滅相もない、思ってもいませんとも、ええ決して。だって私は一年生〜、口を噤んだ大人しい小鳥〜〜
 
続いては、来年幹事団となる2年生が全員一言づつしゃべらされる。昨年より仕入れ値が1.5倍となった今年。というわけで来年の焼き鳥担当らしき人が「来年は値上げもあるかも?」との布石を打つ……
 
……とすかさず、幹事団の一人が登壇し、「値上げだけはダメ」発言!
 
ひえっ〜、既にもう逆襲も始まってるぅ〜!!  ((((;゜д゜)))ガクガクブルブル
 
もっとお気楽なサークルだと思っていたのに〜。というか、中高時代は帰宅部(必修クラブも推理小説研究クラブ)だったし、大学時代もSF研究部という、超お気楽文化系の経験しかない私だったからこそ、初めて味わう体育会系ノリに引いちゃっただけなのだろうか?
 
……ってのはまぁ、多少大袈裟な誇張は入ってるので、その辺はお察しください。基本はやっぱ飲み会のノリで楽しかったよぉ〜。再来年我々が幹事団になったときの、IT担当の目途は立つは(なんとIBMが3人)、合宿担当は自動的に決まっちゃうは(山中湖近辺に単身赴任中)、音楽担当も見つかるは(キーボードではなくサックスだけど。再来年の聖歌はジャズアレンジ?)、と大きな進歩もあったのでした。
めでたし、めでたし(ということにしておこう)。