新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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誕生日はもう来ない(ヤフオク第八弾!)

千街晶之氏が「死の相続」書評の中で、触れていた作品。私も名作と評価している「テラー・トレイン」と並べて、B級スプラッター・ホラー映画の巧みなフーダニット作品として挙げられている。
DVDも発売されていたから、最初は当然そちらを購入しようと思ったのだが、いろんな人の感想をググってみると、これがひどいらしい。音楽が現代風のノリノリ音楽に全てすげ換えられていて、作品の雰囲気を台無しにしてしまっているのだそうだ。ソニー・ピクチャーズよ、なんてことをするのだ!
そういえば「サスペリア2」もLD化されたときに、あの最重要な映像トリックシーンをカットされてたんだよなぁ。業界人はパッケージ化の際には、余計なことをしたがるらしい。
傑作として挙げる人もいるオリジナルの状況で入手しなくっちゃね、ってことになると、やっぱオークションしかあるまい。
商品代¥600+送料¥390+振込代¥0の、しめて¥990。中古ビデオとしては割高だが、見たい気持ちはこれを遙かに越えているから、しょうがないのだ。ま、所詮はB級ホラー。期待しすぎずに、少しでも当たったら儲けくらいの、軽い気持ちで見ることにしよう。