マイクロスパイ・アンサンブル
とりあえず伊坂ってだけで、図書館予約してた作品だけど、
いざ順番が回ってきたら、こんな本だったのかと、ちょっとげんなり。
猪苗代湖の音楽フェス「オハラ☆ブレイク」でしか手に入らなかった
連作短編の書籍化ってことらしい。
毎回題材に使用されてるのは、TheピーズとTOMOVSKYの楽曲。
……って、そもそもそういうバンド名なんて、一度も訊いたことすら無い。
というわけで、やっぱり結局いらんかったわぁ~
もろ伊坂らしい異世界ファンタジーだし、伏線が繋がったり、
ちょっととぼけたユーモア感だったり、
ちょっとした優しさだったり(本作には暴力も無いぞ)、
いつもの伊坂(しかも白伊坂)が味わえる作品ではあるけれど、
上記バンドのファンとか、上記フェスに興味ありとかじゃなければ、
別に特別なところは無い作品だと思う。