マロニエ王国の七人の騎士 1巻
「金の国 水の国」がとても良かったので、
それと同系統のファンタジー作品らしいので、
長男編が完結する3巻までお試しに買ってみたもの。
まずは七人兄弟の命名に面食らう。
「眠くない」「博愛」「暑がりや」「寒がりや」
「獣使い」「剣自慢」「ハラペコ」なんだもの。
まぁそれぞれの特性がわかりやすいので、親切っちゃあ親切。
(だから生まれた時点でわかるまいなんて、無粋な突っ込みはしない)
長男編とは違う恋の予感なんかも振りまきながら、
長男「眠くない」の30秒でまとまる結婚話と、
夜の長い国への旅立ち。
なんか裏の有りそな展開もちらちらと、
ちょっとだけ不思議な感覚を残しながら、話が進む1巻だった。