マロニエ王国の七人の騎士 3巻
というわけで、謎は一つも解決されることの無いまま、
どんどんどんどん積み上がっていく。
1巻の感想で
(だから生まれた時点でわかるまいなんて、無粋な突っ込みはしない)
なんて書いたけど、これすらも実は謎に組み込まれてるんじゃないか
(つまりは解答があるんじゃないか)って気すらしてきたぞ。
そんな中ではあるけれど、長男編はこれで完結。
終わり方はとっても素敵。そこはやはりこの作者なのかな。
思う壺かもしれないけど、こんな謎がたっぷり残されたまま、
止められるはずがないじゃないかぁ~~。
話も充分魅力的だし、これは継続すべきだな。
さて第二部は「獣使い」と生き物の国のお話。
国民が皆謎の術師に動物に姿を変えられている
なんて謎展開から始まる……。
この作品って、ひょっとして連作風の長編ミステリ?