殺しへのライン
このシリーズ三作目は、いたってフツーな作品。
真っ当な本格ミステリってのは、やはり想定通り。
ただ”天丼”なところは、今回はだいぶ薄まってた。
ホロヴィッツ先生、今回は危険な目に遭ってないし。
余計なこと言っちゃう設定は生きてはいたけど、
そこも今回は弱めだしなぁ。
ホーソーン探偵のまた新たな事実ってのは
小出しに出てきてるけどね。
今回は重要人物との絡みも。
シリーズ全体の仕込みに繋がったりしそうな感触も。
フツーで真っ当な本格だったけど、
登場人物に関する謎解き連発のあたりとか、
読み味は良かったので、海外物加算含めてギリ８点としよう。
今年はまだ海外物良い作品に巡り逢えてないから、
暫定一位になっちゃったけど、そのうち抜かれちゃうだろうな。
