東京創元社2020年新刊ラインナップ説明会レポ(第三回:個人的注目の新作編)

そういうわけで今年も、自分自身の注目作品をピックアップしてご紹介。
 
まずは一つ、とても残念なお知らせを。
昨年度のリストに挙がってた梓埼優「狼少年 ABC」は、発売されなかったばかりか、
今年度のリストからも消えてました。質問する機会はなくて、真相は聞けず仕舞い。
 
【 国内ミステリ編 】
 

  • 小林泰三「ティンカー・ベル殺し」 2020年夏

前作「ドロシイ殺し」では、前二作とは違った新たな驚きを与えてくれた、このシリーズ。
昨年のラインナップ説明会でも、作者・編集者共に自信に満ちたコメントだったから、
連載では読めてないけど、単行本として読めるのが楽しみな作品。
 

昨年のリストでは「2019年冬」だったけど、今回のリストではさらにざっくりと「2020年」。
長編としては「10年ぶり」という文言も「11年ぶり」に。仕掛かったまま、もしや来年も?
昨年も書いたけど、軽妙ミステリから距離を置いて、トリック小説として原点回帰出来るのか?
 

  • 放課後探偵団2020(仮題) 2020年

10年前のアンソロジーはとっても良かったので、今回も期待大。
青崎有吾以外の作者(斜線堂有紀、武田綾乃、辻堂ゆめ、額賀澪)には全く馴染みはないけど、
青春ミステリでありながら”本格”としても読ませてくれた、前作のような出来映えだといいなぁ。
 

一見こじんまりとした作品に思えても、意想外のところまで連れて行ってくれたりする作者。
「きらめくような詩情と大胆なトリックが彩る著者の真骨頂とも言うべき5編のミステリ」
という売り文句に、結構心を惹かれている。
 

  • 日本ハードボイルド全集(全7巻) 2020年

特に重要な6人の作家をひとり1巻の傑作選で編んで、その他の作家のアンソロジーを加えた全7巻。
自分の趣味とは違うので、読むとしてもアンソロジーだけだろうけど、注目作だと思うので選択。
 
 
【 海外ミステリ編 】
 

まだ「メインテーマは殺人」も読めてないけど、それもこれもきっと読みます!
 

  • 小森収編「短編ミステリの二百年 2」 2020年3月

まだ1巻も読めてないけど、それもこれもきっと読みます!
 
 
【 SF編 】
 

  • N・K・ジェミシン「第五の季節」 2020年6月

「三年連続で三部作全てがヒューゴー賞長編部門を受賞したという、前人未踏の奇跡のシリーズ。
 こんな凄すぎるエピソードを聞かされて、読まずにいられる我慢強い人間でいられるかしら?」
って昨年書いたんだけど、今年の説明会で「ル・グィンみたいな作品」と言われ、大きく躊躇中。
 

  • ケイト・マスカレナス「時間旅行者の心理学」 2020年秋~冬

国家から独立した管理組織により運用されているタイムマシン。
密室状態の射殺体が、タイムマシン絡みの事件と判明し、やがて途方もない真相にたどり着く……。
時間物で、密室で(は意味ないかもだけど)、多分SFミステリで、途方もない真相、そそられるぅ~。
 
 
【 その他編 】
 

これでようやく銀英伝デビューしますっ!
 

  • アニメ「啄木鳥探偵處」 2020年春

創元推理短編賞だし、文豪ミステリだし(探偵石川啄木!)、観てみようっと。