TSUTAYA西友町田店の新作・準新作・旧作どれでも百円キャンペーンでレンタル。
7泊8日の最新作3本と旧作1本。
まずはやはりこれから。
絶賛上映中なのに、もうレンタル品が並んでるなんて思いもしなかった。
インターナショナル版といっても、日本人にとっては何も違いは無いんじゃないのかしら。
原作は未読。
う~~ん、個人的にはそれほど良い作品とは思えなかった。
批評家受けする作品というのは、よくわかる。
様々な要素が深読みを強制させてくる。解釈しなさいと訴えかけてくる。
素直に身を任せていればすむような3時間ではない。
多言語での演劇。
劇中作の台詞と、現実との微妙な呼応。
劇作法だけではないはずの、執拗に続く棒読みの本読み。
車の中の台詞の反復も、主催者の女性に至っても、どこまでも棒読み。
それだけ時間をかけて、延々と淡々と我慢を強い、解釈を強いてくる割には、
最後には主人公の口からまっすぐに心理を語らせている。
(まぁ語られずに読み取れるようなものではないわけではあるが)
これほどまでの執拗に感情を廃す(おそらく多数の観客には退屈をもたらす)演出は
原作の短編には無い、映像としての、監督独自の意図としてのものだろうが、
それに意味を感じるかどうかで、本作品の評価は大いに分かれるのではないだろうか。
私には効果よりも辛さの方が、より感じられた。
そういうことだ。