TSUTAYA西友町田店の百円クーポンにて鑑賞の3本目。
ここからの3本は例のお薦めコーナーからセレクトした旧作。
子供嫌いの劇作家ピーター(ケネス・ブラナー)は、脚本の中で子供が上手く描けずスランプの上、妻には子作りをせがまれるという、“子供”に悩まされる毎日。そんな時、隣家にエイミーという女の子が引っ越してきた。執筆の役に立つかもと、ピーターは恐る恐る彼女と交流を深めていくが……。
とにかくこれは脚本劇だな。
本職は脚本家である監督ならではの作品という気がした。
主人公が偏屈で皮肉屋の脚本家なもんだから、一つ一つの台詞が
切れ味鋭いものばかり。
対談シーンとかが特にそうだけど、まるで会話のアクション映画。
こういう旦那を持ったら奥さん苦労するよなぁと思えてしまった。
さすがにスルーする能力は凄く磨かれていたけれど。
ストーカーとの交流シーンがちょっと長すぎたような気はしたけどね。
その分、もうちょっと少女との交流を丹念に描いて欲しかったような。
ただまぁ全体的には台詞の充実度が抜群の、知的コメディの秀作で、
非常に後味の良い作品でもある。
きっとこの夫婦に女の子が産まれたら、エイミーって名付けるだろうな。
これまた観て良かったと思えた作品だったな。