TSUTAYA西友町田店の百円キャンペーンでレンタル。2本目。
ケン・リュウ原作短編の映画化。
原作は既読だけどほぼほぼ覚えていなかった(昨年の11月だったのに)。
新鮮に「あっ」と思えたりしたので、逆に良かったりはしたけれど。
全体的には浅いという印象を受けた。
生と死というテーマ、不老不死という深いテーマ感があるのに、
あまりそれが表現されているとは思えなかった。
芳根京子の演技力は申し分は無いのだけれど、
これだけの年月を生きていた女性という説得力を感じさせてくれなかったのは、
演出とか脚本の方が足りていないせいだと思えたな。
小林薫や風吹ジュンの老齢演技は抜群だったんだけど、
主人公夫妻二人の描き込みが物足りなかった。
表面的なままで、深みに入り込んでくれなかったんだよな。
なので、最後の選択に関しても、納得感までは与えてくれなかった。
一番良かったのは、ポージングの演出だったかな。
ちなみに原作も「Arc」というタイトルなんだけど、
やっぱり方舟を意味する「Ark」の方がふさわしく思えるんだけどな。