続けざまに、また五本借りてしまった。
TSUTAYAの新作・準新作5本1,000円で鑑賞した作品、二周目。まずは新作で借りたこの作品から。
- 発売日: 2020/05/08
- メディア: Blu-ray
不器用で純粋な若者たちを巡る三つの物語は、やがて一つの思いがけない結末へーー。
衝撃のラスト、タイトルの本当の意味に涙する。
残り四本はそもそも借りようと決めて行った作品だったけど、
もう一本借りようと思ってた「ミスター・ガラス」が既に旧作になっていたので、
新作、準新作の棚をサルベージしていたときに、このタイトルに興味を惹かれてしまった。
普通なら手を出さないであろう、若者恋愛映画のようだったけど、
ちょっとググってみたら、ネットの評判も上々だったし、上記の紹介文にぶち当たって、
タイトルの本当の意味って何だろうと気になりすぎて、最後の一本に選んでみた次第。
でも、ミステリ者の感性を持ったまま観るべき作品ではなかった。
”衝撃”ってところは観てるうちに容易に想像が付くので、特に衝撃ではないし、
三つの物語がどうやって一つに収束するんだろうなんて考えちゃいかんかった。
結局はくっつけましたってだけだったし、時系列の工夫も「だからって何?」って思えたし。
”タイトルの本当の意味”って、自分には全く伝わらなかったんだけど、何だったんだろ?
とはいえ、三組のそれぞれの展開は結構気持ちよいものだったので、
そういうミステリ者的な観方さえしなかったら、悪くない作品だったと思う。
最初はそれぞれの話し方に違和感を覚えたけど、勿論計算尽くの演出だろう。
一種ファンタジーに近い世界観を形成しておいて、
三組それぞれに、謎解きとまではいかないけど、リアルを描き込む際の
効果を高めるための敢えての手法だったのではないかと納得できた。
それに、正直(失礼だけど)演技なんか出来そうもないと思ってた桜井日奈子は、
この映画ではむっちゃ良かった。この映画で感じた一番の意外性はこれだな。