'18/12/08 日本映画専門チャンネル放映分。
- 発売日: 2011/01/28
- メディア: Blu-ray
今更ながらだけど、これが初見。
これだけ印象的な作品なのに、話自体はすっかり忘れてた。
第一章のラスト以外は。
ただこの映画を見たら、あの作品を読んでいた途中の
「厭」な感触がまざまざと蘇ったような気がした。
あの感覚を、あの厭さを、あの痛さを、
非常に巧みに映像化されている作品だと思う。
楽曲の使い方とか、細切れの映像の挿入のさせ方とか、
憎らしいくらいに計算高いはずなのに、
雰囲気を一定に醸し続けてくれるので、嫌みに感じる時間を与えない。
また俳優陣の演技も、松たか子を始めとして文句の付けようなし。
秀作だと思う。