TSUTAYAの「新作・準新作5本で千円」で借りた作品、第三弾。
- 出版社/メーカー: 復刻シネマライブラリー
- 発売日: 2017/08/07
- メディア: DVD
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ロンドン郊外の公園で若い女性の惨殺死体が発見された。何度も胸を刺されており、怨恨による動機と思われた。Sの字のついたハンカチーフが残されており、被害者は別のところで殺され、ここに運ばれたようだった。
手がかりをもとにハザード警視(ナイジェル・パトリック)は捜査を開始、王室音楽学校で、サファイアという女子学生が欠席していることを突き止めた。サファイアの恋人で建築料の学生デビッド(ポール・マッシー)が呼ばれ、身元確認をした。デビッドによれば二人は近く結婚するはずだった。
サファイアの兄でバーミンガムの医師ロビンスも呼び出された。意外にも警部の前に現れたロビンスは黒人だった。
彼らの父は白人、母は黒人だった。そしてサファイアは妊娠していたことが判明する。デビッドは父親が自分であることは認め、混血であることも知っていた。一方サファイアは、派手な下着を身に着け、ダンスホールで踊っていたことが分かり、ダンスの相手のジョニーという黒人の男が捜査線上に浮かびあがってくる。
「犯人は誰か?その動機は何か?」という謎解きを正攻法で描くミステリー。「紳士同盟」(60)や「わらの女」(64)など犯罪映画で腕を振るったベイジル・ディアデン監督が、イギリス社会における黒人に対する差別や憎しみをあぶり出す。
この引用したストーリーにほぼ語り尽くされてるように思う。
地味な佳作かもしれないけど、
少なくともこれをフーダニットとして語る気はしないなぁ。
「黒人に対する差別や憎しみをあぶり出す」ってところが、
単独民族国家の日本人としてあまりぴんと来ないという面も
ありそうにも思えるけど。
印象に残るような作品ではなかった。