原書房様からの頂き物。いつもありがとうございます。
感想が遅くなって、申しわけありません。
- 作者: 千澤のり子
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2017/02/21
- メディア: 単行本
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ってぇことは、自分の好みずっぽりのはずなんだけど、
なんだかちょっと違和感を覚えてしまった。
何か説明しにくい、自分との感覚の違い。
謎も推理も解決もある。
ちゃんと真相もある程度の飛距離を持っている。
青春物としても、甘すぎず、苦すぎず、
温かく切なく描かれている。
ただ何か自分がこれまで習ってきた文法とは、
別の文法で描かれているような違和感を自分は覚えてしまうのだ。
ミステリとしても、話としても。
この感覚を具体的に証明できないかと、
この作者の年間ベストの投票作品を見てみようと思ったんだけど
(投票する作品があまり被らないんじゃないかと)
彼女は作り手側だから「本ミス」の投票は無いのだな。
仮説は証明できなかった。
これは自分のみの感覚の話だと思うし、
ちゃんとしっかりと作り込まれているので、
日常の謎系の青春ミステリとして好きだと思える人は多いと思う。
感覚の違いがあるので、自分の採点としては6点。