- 作者: とり・みき
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/04/13
- メディア: コミック
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本書は「とり・みきリリカル作品集」という副題が付いているように、そういう雰囲気の青春物ばかりを集めた作品集。
逆年代順に収録されてるのだが、少女漫画の影響を色濃く受けた80年代と、とり・みきタッチを身につけた90年代と、絵柄が全く違ってるのがはっきり見て取れる。
大林宜彦の映画をモチーフにした「もうひとつの転校生」が単行本初収録作品。なんだか東野圭吾「秘密」を想起させる作品。
ベストは当然の既読作品だけど、やはり表題作だろうな。主人公がどんだけ鈍感なんだよという都合の良さは感じるものの、漫画で描かれたリリカル時間物短編の秀作だろう。