- 作者:星野 之宣
- 発売日: 1988/11/10
- メディア: コミック
「落雷」「海の牙」「暁の狩人」「アリス」「イワン・デジャビュの一日」
の五編が収録された作品集。
書かれた年代もバラバラだし、作品も全部毛色の違うものばかり。
コンセプトがよくわからない作品集だが、
当時は単行本未収録作品ばかりだったりしたのだろうか。
「落雷」は「四次元の爆撃機」として既読だった作品。
原爆を扱っていて、なかなかに刺激的なラスト。
「海の牙」は海洋物で巨大生物物。ドラマ性が豊か。
「暁の狩人」は氏のアトランティス物に繋がる一編。
「アリス」は不思議な作風。こんな作品もあるんだと、
氏の新たな一面を見られるようで、貴重な作品。
「イワン・デジャビュの一日」は、これで何を描き出したかったのか、
全然理解出来ず、自分にはピンとこなかった作品。
物珍しさの要素も加わって、個人的ベストは「アリス」で。