監禁探偵

監禁探偵 (マンサンコミックス)

我孫子武丸の書き下ろしの原作なのに、自分が知る限りでは全く評判を見かけたことがなかったな。だからと言ってひどい作品ということは決してなかったぞ。題名から予測されるほどのエログロはないので（微エロ、微グロ）、止めとけってこともないし。
たしかに話題にして、人に薦めたいというような作品でもなかったけど。
　
監禁されてる女性が探偵役という、安楽椅子探偵の着想がユニーク。
だからこそ一緒にお出かけで探偵ってシーンは無かった方が良かったのでは。これ、反則に思えちゃうもの。
　
全体的には「まっ、いっか」なレベルだと思うけど、しかしなぁ、主人公はどう考えても変質者なのに、この爽やかっぽいラストはどうかと思うな。きっとしっぺ返しの結末が待ってるんだろって期待してたのに〜。