ファム・ファタール

TSUTAYAの半額キャンペーンにて鑑賞。

ファム・ファタール [DVD]

わ、笑っちゃってもいいのかな？
何を撮ってもＢ級テイストがプンプン匂っちゃうのが、やはりブライアン・デ・パルマ色。女優の撮り方がいかがわしいほどにエロいのも、やっぱりデ・パルマ色。覗き見してるようなカメラワークからして、すでに変質チックだもんなぁ。
　
そこはおいといて、、プロットとしての注目はやっぱアレに尽きるわな。
やられた、というよりも、やっちまったなぁ。どんでん返し、というよりも、ちゃぶ台返し。
　
でも、ま、目くじらたてるっつうよりは、微笑ましいんでいいんだけどね。デ・パルマ見るといつもこのぬるい笑いを浮かべてしまう気はするけれど、それを前提で見る限りは充分の仕事してくれまっせ。そこからの展開は心地良くもあるしね。これもヒッチコックのひそみに倣っての話なんだろうけど、「いい話」にはなりきれないまでも、カタルシスは常に意識してると思うんだよね。
　
本作もやっぱりデ・パルマ以外の何者でもないデ・パルマ作品、なんだろうな。