新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

本格ミステリ書評サイト「幻影の書庫」の旧管理人のブログです。カテゴリー欄の全レビュー索引より、書評、映画評、漫画評、その他評の全一覧リストを見ることが出来ます。同じくカテゴリー欄の年間順位表より各年度の新刊ミステリの個人的ランキングを確認出来ます。

子供が生まれました!

題名は例によって微妙な叙述トリック(?)
写真でおわかりのように、通勤途上のツバメの巣の話。今年は無事に子ツバメたちの元気な姿を見ることが出来た。生命が生まれてくるのって、嬉しいものだよね。かまきりの卵から、小さいかまきりがうじゃうじゃと生まれてくるのを目撃したのは、”うげぇ〜”な経験だったけど、それは特別な例外と言ってもいいだろう。
親ツバメが餌を運んでくる。子ツバメたちは大きく口を開けて、我よ、我よ、と待っている。心がゆるむ光景だよね。
そんな一方で、人間界では親子の悲惨な事件が次々に起きている。母親殺しの話も壮絶。赤ちゃんポストも賛否両論あるけれど、まだそこまで連れてこられるのは、親子の情が決して切れているわけじゃないんだろうと、まだほんの少しでも救われる気持ちがするもの。
新聞を読みながら、涙こぼれそうになった事件もあった。
二人の子供を殺すつもりで放置した女。残念ながら三男(1)は亡くなってたんだけど、長男(4)は生ゴミや生米、冷蔵庫内のケチャップやマヨネーズを食べて飢えをしのいで生きていた。女が戻ってドアを開けると、飛び出して抱きついてきたというんだもの。
今書いてても、やっぱり泣きそうになる。
「親の心子知らず」「子の心親知らず」
どちらも心あればこそ、成立することわざ。
本当に知ることがたとえ出来なくても、心だけは失いたくないよね。